空腹時の血糖値の基準値・正常な値とは?
空腹時の血糖値の基準値・正常な値が気になる方はいらっしゃるかと思います。
また、空腹時の血糖値が高い場合、糖尿病の発症リスクが高くなると言われています。
そこで、空腹時の血糖値がどれぐらいだと異常なのか、または大丈夫なのか、その基準値に付いて調べてみました。
■空腹時の血糖値の基準値・正常値とは?
空腹時の正常な血糖値の値を調べてみると、
空腹時血糖基準値
70〜109mg/dl
空腹時血糖値糖尿病域
126mg/dl以上
このような値であることが分かっています。
ちなみに食後2時間血糖値の基準値は
140mg/dl未満
これらの血糖値がそれぞれの血糖基準値となります。
また、空腹時の血糖値が126mg/dl以上を超えたり、食後血糖値が200mg/dlを超えると糖尿病と診断されます。
■空腹時の血糖値が高い理由・原因とは?
空腹時の血糖値が高い原因は
A遺伝による高血糖体質
B強いストレス
C暴飲暴食
Dタバコの吸い過ぎ
Eお酒の飲み過ぎ
F膵臓疾患
G肝臓疾患
H内分泌疾患
などが原因で空腹時の高血糖が見られます。
もともと遺伝的に血糖値が高くなりやすい体質の方がいらっしゃいます。
また、肥満になると中性脂肪がたくさん体に溜まっています。
脂肪細胞には、血糖値を下げる働きのあるインスリンの効果を減らしてしまうインスリン抗体性を発生させやすくなると言われています。
そのためインスリンの分泌量が減ってしまい、血糖値が高くなりやすくなります。
また強いストレスを溜めこむと、交感神経が刺激され、血糖値を高くするホルモンが分泌されます。
夜遅くの残業が続いたり、人間関係でストレを感じる方が非常に多く、それによって血糖値が高くなります。
また、ストレスが溜まると、ストレス解消として暴飲暴食を行う方が少なくありません。
食事による糖質の摂取量によって血糖値は影響されます。
そのため、暴飲暴食による炭水化物の多い糖質の高い食事を多くとると、インスリンの分泌が間に合わなくなり、血糖値が高くなります。
カロリーの多い食べ物や、脂質の多い食事の食べ過ぎにより、体内に中性脂肪が増えると、インスリン抗体性が生じてしまい、インスリンの分泌の働きを弱くします。
そのため、ストレスと暴飲暴食によってさらに血糖値を高くしてしまう悪循環に陥ってしまいます。
また、タバコの吸い過ぎも交感神経の働きが活発になり、インスリンの働きを低下させ、血糖値が高くなりやすくなります。
喫煙者は、非喫煙者のおよそ1.4倍糖尿病になりやすいようです。
それからお酒の飲み過ぎも血糖値が高くなります。
お酒に含まれているアルコール自体は問題ではありませんが、日本酒やビールに含まれる糖質や、脂肪値の高いおつまみによって血糖値が高くなりやすくなります。
喫煙者の方にもお酒が好きな方がいらっしゃると思いますし、また、飲み会などでお酒を飲んでいると非常にタバコの本数が増える傾向にあるため、さらに血糖値を高めてしまいやすくなります。