糖尿病による合併症の種類

糖尿病による合併症の種類とは?

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糖尿病は暴飲暴食、または運動不足による肥満になる事で、血糖値が高くなってしまう病気です。

 

糖尿病になる事によって一番恐ろしいのが、合併症だと言われています。

 

糖尿病によって引き起こされる合併症はどれだけの種類があるのでしょうか?

 

■糖尿病による合併症の種類とは?

 

糖尿病による合併症は

 

@糖尿病性網膜症

 

この病気は自覚症状がほとんどありませんが、初期症状として小さな出血と白斑と呼ばれる症状がみられる場合があります。

 

治療が難しく、最悪失明してしまう可能性があります。

 

A糖尿病性腎症

 

腎臓は血液中の老廃物など、いらないものを尿として排泄し、必要なものを残して血液の環境を正常に保つ働きをしています。

 

この機能がなくなってしまうと尿毒症となり、人工透析をしないと生きていけなくなります。

 

人工透析を受ける方の原因の多くが糖尿病患者さんだと言われています。

 

B糖尿病性神経障害

 

初期症状として、両足の裏のしびれが起きる場合が多いです。

 

はだしで歩いているのに靴下を履いているような感覚があるのが特徴です。

 

さらに両手の指先などからしびれが発生していきます。

 

悪化するとしびれによって足にけがをしても気が付かない場合が多くなり、糖尿病によって免疫力が低下しているため、最近によって感染しやすくなっています。

 

しびれで足のケガに気が付かず壊死してしまい、手遅れになってしまうケースも少なくありません。

 

■糖尿病の三大合併症

 

@糖尿病性網膜症

A糖尿病性腎症
B糖尿病性神経障害

 

これら3つの合併症を糖尿病の三大合併症と呼んでいます。

 

糖尿病によっての合併症は、目の病気と腎臓の病気、手足のしびれなどの末梢神経の病気になりやすくなるという事です。

 

また、糖尿病のコントロールが悪いと、免疫力が弱くなり、感染症を引き起こすリスクが高くなります。

 

また、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高くなります。

 

このように、三大合併症以外でも、体のあらゆる部分に悪い影響を及ぼすことが考えられます。

 

■まとめ

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糖尿病の合併症の多くは血液に関する病気が多く、糖尿病の合併症で生命の危険が大きいのは、心筋梗塞や脳卒中などの病気だと考えられています。

 

実際健康な人と糖尿病患者の心筋梗塞や脳卒中になるリスクを比べると、糖尿病患者の方が遥かにリスクが高いと言われています。

 

しかし、治療によって糖尿病のコントロールが正常に行われると、合併症の進行を防ぐ効果があるため、心筋梗塞や脳卒中などの血管合併症による死亡の危険を減らすことができます。

 

また、糖尿病の患者さんは定期的に通院しているため、癌などの早期発見も健康な人よりも発見されやすい傾向があります。

 

糖尿病になった事で普通の人よりも健康に気を配る人が多いため、かえって長生きできやすくなることも考えられています。