食後の血糖値が上がる理由

食後の血糖値が上がる理由とは?

食後,血糖値

 

食後には血糖値が上がると知っている方は多いと思います。

 

ではなぜ食後には血糖値が上がるのか?
その理由を知っている方はどれぐらいいるのでしょうか?

 

食後に血糖値が上がる理由を挙げてみたと思います。

 

■ご飯を食べた後に血糖値が上がる理由とは?

 

食事をすると、炭水化物が吸収されてブドウ糖になります。

 

そのブドウ糖が血液中に出てくるため、
食後には血糖値が上がります。

 

健康な人でも血糖値は、70から130mg/DLの間を
行き来しているのですが、それぐらい食後には血糖値が上がる事になります。

 

食後血糖値の基準値は140mg/DL未満ですが、
200mg/DL以上である場合、糖尿病の疑いがあります。

 

また、健康な人の場合、食事後血糖値が上がっても、
2時間もすれば食事前の血糖値に戻る事ができます。

 

ちなみに糖尿病になっていて病院に行かず
放置している場合、食後血糖値が上昇したまま、
元に戻りません。

 

それは血糖値をコントロールしているインスリンが
何らかの原因で正常に作用していないか、
十分に分泌されていない事が考えられます。

 

インスリンに何らかの異常が出てしまうのは、
肥満によるものが大きいと言われています。

 

また、日本人は欧米人と比べると、インスリン分泌に
何らかの障害が出る確率が高いことが分かっています。

 

よって、少し小太り程度の方でもインスリン分泌に障害がある可能性があり、
肥満には十分に注意する事が大切になります。

 

■まとめ

食後,血糖値

食後に血糖値が上がりやすい食べ物は炭水化物であり、
ごはんやパン、麺類、果物などがそうです。

 

次に多いのがタンパク質が多い食べ物で、
肉や魚、卵、乳製品などがそうです。

 

しかし、同じ系統の炭水化物でも、
血糖値の上昇量に差が出る食べ物があります。

 

パンの場合、ライ麦パンやピザ生地の場合、
血糖値の上昇が比較的緩やかです。

 

しかし、フランスパンやベーグルなどを食べると
血糖値が急上昇しやすいと言われています。

 

よって同じパンを食べる場合でも、
血糖値がなるべく緩やかに上昇する食べ物を選んだ方が、

 

血糖値の急上昇を予防する事は勿論、
肥満の予防にもつながる事ができるという事です。